スキューバプロ・クラシックゼロ

先日、といっても春先の話になりますが、ニューBCDを買っちゃいました。
勿論、性懲りも無くSプロですが・・・。

ストライダーはもう絶版になってしまったので、その後継機でもあるクラシックゼロ。
ほぼ同型で、ポケットの数も場所も同じなので、今ポケットに突っ込んでるものが全部入るのだ。
ちなみにポケットの中、またはくっつけてるものリスト。

・シグナルフロート
・マスク用曇り止め
・水中ライト
・ネット袋(ゴミ回収用)
・水中スレート
・指示棒

ストライダーとの大きな違いは、カピカピと剥がれてくるコーティングをやめたこと。
通常のナイロン生地ですが、速乾性もあり、軽いので持ち運びも便利。
ただ、耐久性は???だったりしますけど。

すでに半年以上、500ダイブ以上を使用してますが、予想通りではないけど縫製がほつれてくるところが・・・。
こういうところはSプロなんだよなぁって思ってしまったり。
この調子だと、1年ちょっとでかなりくたびれてくることが予想されたり・・・。

あと、気になるところは、ウエストバックルがプラスチックじゃん。
カタログスペックではステンレスってなってたのに。
まあ、こちらはどうでもいいとこですけどね。
それよりも致命的なのは、インフレーターホースを留めるためのタッチファスナーストラップの位置がヘン。
ダンプバルブで排気する人ならいいけど、インフレーターで排気しようにもホースを上に持ち上げられない???
ダイビングライセンス講習のときにゲストに説明するのが大変なのだ。
「はい、BCDを排気するときはインフレーターをしっかり上に持ち上げて~」
なんて言っておきながら、自分はこっそりダンプバルブで排気してたりするもんな~。

ちなみに、沖縄本島の話だけど今年、ダイビングガイドもゼロに買い換えてる人が多いです。
見た目はやっぱかっこいいですもんね~。
いろいろと不満はあったりするけど、やっぱ自分はSプロ信者なんだろうな。

2016.11.25 追記

クラシック・ゼロ2着目に突入です。
やはりSプロのBCDは3年しか健全な状態で使えない・・・(笑)

本音をいえば、表面をコーティングしたTPUが欲しかったんですが、
残念ながら販売中止で在庫も無しってことで。
ちなみに、このゼロ、ブラックの他にブルーも登場。
こっちは、水中でも目立つのでいいかもしれませんね~。

よーし、こいつを買おうと思っている方へ、壊れやすい点をアドバイス。

1.襟元のチャック
ほんと、前のやつはこちらが破損。
しかも、左右両方。
ブラスチック製のチャックになっており、無理くり開け閉めを繰りかえすと、
引っ張るところがバキッと折れちゃうのだ。

2.マジックテープ
ストライダーのときはそんなことはなかったけど、
このゼロになってからはとにかく弱い。
生地そのものが弱いせいか、ほつれてくるのが早い。
しかも、割けるチーズのようにほつれてくるので、いつかは縫い目までとれちゃうのだ。
ん~、ここはコストダウンするところではないと思うんだけどな~。
特にBCDのホースはマジックを使わずに通すだけにしたほうがいいかも。
あとは、タンクバンドの調節マジックもすぐに剥がれます。
まじかよ~って思えるくらいに。
長持ちさせるコツは、器材を洗う際に、
優しくマジックを剥がして、その内側も洗ってあげるようにすれば、
まだもうちょっとは長持ちするかもしれません。

3.インフレ―ターホースの固定マジックの位置がヘン
写真左上にあるホース固定のZERO Gと誇らしく書かれたマジックバンド。
これがかなり下の部分にあるため、インフレ―ターを持ち上げての排気ができない。(前述)
しかも、Air2装備した場合、このままの状態でくわえることができない。
なぜにもっと上のほうにつけなかったのか・・・。

ま、このBCD、正直、一生ものだと思って意気込んで買うのは無理があるかも。
見た目のかっちょ良さとリーズナブルな値段で、
みすぼらしくなったら潔く買い替えるくらいの気持ちが大切かもな~。


レイソンX11
それは、レイソンのX11というモデル。
おそらく市販されているレジャーダイビング用BCDの中では最強の耐久性を誇ります。
事実、知り合いのインストラクターでも何人か使っていますが、ほんとに数年使っても全くヘタレを感じさえない。
しかも、ガイドが必携の指示棒、水中スレート、ライト、フロート、なんでもポケットに入っちゃう収納力。

唯一、欠点を上げれば、もの凄く重いこと。
ウエイトでもポケットに入ってるんじゃないってくらいに重いです。
それも、耐久性のために、BCの生地が特殊なせいなんです。
生地の表面、裏面にポリウレタンコーティングを施し、しかもその生地を縫うのではなく電子制御高周波溶着機でくっつけているそう。
普通のBCDが雨合羽レベルだとしたら、このBCDは宇宙服クラスの精度と技術が詰め込まれているということ。
(・・・、ちょっと言いすぎですが。)
なので、素材そのものがヘビー級。
ただ、生地自体がコーティングされていて全く水を吸いこまないので乾くのがとっても速い。
乾燥重量は重いけど、ダイビング終了直後の重さはそれほどでもありません。

あ、あとこのメーカーは定価から値引きがほとんどありません。
ダイビング業者向け卸値でもびっくり高いので、インストラクター普及率が低いのかもしれませんな。


スキューバプロ・ストライダー2
こんなタイトルをバーンと書いていますが、
私のBCDはスキューバプロのストライダー2。

実は、初めて買ったBCDがストライダーでした。
欠点を上げれば数え切れないくらいなのですが、それをチャラにするぐらいカッコいいと思います。
あとはスキューバプロのブランド力。
やっぱ車はトヨタだよなって感じに、ダイビングといえばSプロなんですよね。
プロが書くようなことではないんですが・・・。

Sプロ以外にブランドバリューといえば、マレスですね。
日本撤退の噂がちょっと前に持ち上がりましたが、根っからのフリークな人は多いようです。
いい仕事をしてると思いますが、個人的にレギュレーターをひっかけるハーネスハンドルが無いのだけが気になります。


アクアラング・ウェーブ
最後は当店のレンタル器材。
世界No1の売上を誇るアクアラング。
こちらのエントリーモデルのウェーブを採用しています。

レイソンでは無いけれど、コストパフォーマンスNo1のBCDはこのウェーブを置いて他にはないと断言できます。
事実、沖縄のダイビングショップでも、このBCDをこだわりを持ってレンタル用として使っているところが多いのも頷けます。
耐久性も抜群で、何よりも超オーソドックスなこれぞBCDといった仕様になっています。
まさに、レギュレーターを開発し、スキューバダイビングを世に誕生させたメーカーの成せる業だと言えます。

上記2種と異なり、ショルダーアジャストタイプで多少の体格の大小はこちらで調整可能。
あまり使うことの無いウェイトポケットはオプション装備になっていて、通常のモデルにはついていません。
無駄な装備をわざわざつけないってのがいいところですね。
そして何よりも軽量、速乾。
それでいて価格は3万弱(卸値はナイショ)というから、レンタル用としてはこれ以上のものはありません。

当店も開店当初からアクアラング・ウェーブを使ってます。
すでに4世代前のモデルになりますが、丸10年使った今でも、問題無く使える状態を保持してるものもあるくらい。
・・・、はっきり言って、僕のSプロよりも遥かに数段、頑丈かも。
もちろん、お客様にも自信を持ってオススメできるお買い得な器材だと思います。


最後に、だったら何がオススメってことですが、
結局は欲しい人のフィーリングだったりもするんですよねぇ。