まずは、僕の使っているデジカメ&水中ハウジングについてご紹介。

DX-8000G
って、実は2010年現在で6年も前の代物だったり。
ダイビング用カメラ専門メーカーのSEA&SEAのDX-8000Gという機種。
SEA&SEAは水中カメラの元祖とも言える「モーターマリンⅡ」を生み出した超老舗。
そこが、リコーとタイアップして作ったのがこのモデル。

一応、お店のダイビングログの写真はほぼ全てDX-8000Gで撮影。
ゲストからはよくキレイに撮れてますってお褒め頂くことも・・・。

けど、これらの写真は全て、
外付けストロボ無し、マクロレンズ無しという状態で撮影(!)。
うちはダイビングライセンス講習が多いので、
講習の邪魔にならないようにと、
カメラはBCDのポケットに収まるサイズまでというポリシー。
それでもこれだけ撮れるってすごくないですか?

これらを踏まえて、新たに水中カメラを買うとしたら、
最低限、この6年前の骨董品以上の性能はほしいところですね。


まずはマクロ能力。
カメラ自体がマクロモードでどこまで接写できるかってこと。
6年前の僕のカメラで「マクロ1cm」。
ちなみに某0社のスーパーマクロってのは反則です。
あれはノーフラッシュ状態になるので・・・。
実際はマクロ1cmでも、最大ズームで15cmぐらいは離れて撮る。
でないと、内蔵フラッシュでは光が全体に当たりません。
ただ、マクロ3cmとかだと、60cmぐらい離れないとピントが合わない。
これでは光学3倍ズームぐらいだと被写体をさっぱり大きく撮れなし、
フラッシュの光もイマイチ弱くなってしまう。


次は画角。
DX-8000Gで「35ミリ換算で28mm」。
この数字が小さいほどより広範囲が撮れる。
レンズの大きさによってほぼ決まるので、
カードサイズのデジカメでは35mmってものが多いです。
画角の数字が小さいほどより広い範囲が撮れる。
ちなみにワイドレンズを付ければ、この画角はカバーされるけど、
内蔵フラッシュは使えないなるので、必ず外付けストロボも必要に。
ダイビング中は考量が圧倒的に足りなくなる。
なので、出来るだけ水面が入るように撮影するのがテクニックなんですが、
広角だとそれが簡単にできちゃうってこと。
透明度の高い沖縄の海では、
この広がりをばっちり撮る画角の広いものがベスト。


最後は「絞り優先モード」があるか無いか。
水中モードとか、スポーツ、風景とかそんなのではありません。
「絞り」とはすごく簡潔にゆって明るさの調節だと思ってください。
海の中では陸上と同じようなオートモードでは、
まずキレイに撮れないと思ったほうが懸命です。
1眼レフとまではいかないけど、
ある程度マニュアル的に使える機能は必要不可決。


必要なものはこの3つだけ。

え、画素数は?、ズーム性能は?って思うかも。
恐らく1200万画素のいまどきのコンパクトデジカメよりも、
500万画素の初代のデジイチのほうが遥かにキレイに撮れちゃう。
やっぱりカメラはレンズが命なんですよねぇ。

最後にじゃあ、今欲しいカメラは?って言われれば、
即答でSEA&SEA DX-2Gでしょうかね~。