今回は僕が自信を持っておすすめできるダイビング用水中ライトについて。
前回の投稿から8年。
そりゃライトも進化するってことで、新たに記事をリフレッシュしましたよ。
- ワイドな光のLED
- 乾電池駆動
- コンパクト
- 安価
水中ライトって、ガイドダイバーとして、スレート、指示棒についで、かなり使用頻度の高い便利小物。
ナイトや洞窟内だけでなく、深場での水中生物の捜索、天気の悪い日のダイビングでも大活躍。
さらに、ここ最近では、強力な光量でフラッシュ代わりにマクロ撮影のお供としても使うことも多いのだ。
そんな感じに頻繁に使うライトですが、現時点でベストチョイスであろうものをご紹介。
それはずばりTOVATECのTHE FUSION SERIESってやつ。
何?この聞いたこと無いメーカー名・・・。
実は水中カメラとかも出しているINTOVAから、ダイビングアクセサリーメーカーISCがライト部門を買い取って誕生したブランドだったり。
安価でかつ高性能のお墨付きのブランドだったりもするのだ。
で、そのスゴイところを詳しく解説。
まずは光の広がりについて。
照射角度はなんと100度。
これだけあれば、ビデオライトしても申し分ないくらいの広がり。
マクロ撮影用として使用しても、均一なライティングを簡単に実現することができるのだ。
明るさを示すルーメンの数値が高いライトであっても、意外と一点集中のスポットタイプのものはマクロ撮影としては光のムラができすぎてしまい、さっぱり使えなかったりもする。
しかもこのライト、ワイドとスポットを切り替えることも水中で簡単にできるのだ。
最小のスポットの場合は、照射角度は12度。
これをバリアブルに手元のケースをスライドさせるだけでできる。
スポットにすると、より遠くまで強い光が届くので、洞窟の奥のほうや、遠く離れたハゼなどもゲストに見せることができるのだ。
頻繁に使うなら、やはりバッテリーも安価であったほしい。
本体付属の充電式の電池に加えて、なんと単4電池3本も使うことができる。
やはり付属の充電式電池のほうが光量も強いし、使用時間も長い。
ただ、もしものときや、また充電式電池が劣化してきてしまったときに、単4の充電電池を使うこともできるのはとっても助かるかもしれない。
しかも充電器はイマドキのUSBタイプ。旅先でも他の充電器と共用することもできるのでとっても助かるかも。
ちなみに充電式の電池で使用時間は3時間。
普通にナイトダイブとして使っても、まったく問題ないのだ。
ただ、3時間が最大光量をキープできるわけではないので、
頻繁にダイビング中に使用するならば、2日に一度くらいは充電したほうがいいかもしれない。
やはりデカイ水中ライトは明るくて当たり前。
ポケットに収まるサイズが、やはり普段使いでは、大きさの基準。
これより大きいと、ダイビング毎に持っていくのも難儀ですからね。
その点ではこちらはパーフェクト。
自分も使っているSプロのゼロクラシックの胸元のポケットにすっぽり収まるサイズ。
このぐらいが一番使い勝手がいいのだ。
あとは耐久性。
こちらはマグネットスイッチで水没の危険性が少ない。
しかも、内圧のプレッシャーバルブもついていて、万が一水没して電池からガスが発生するようなことがあっても、躯体が破裂することがない。
そう、実は水中ライトがお釈迦になってしまうときってのは、ほんの少しの水没から電池からガスが発生。内面から圧力で躯体が破裂して完全水没してしまうパターンが多いのだ。
Oリングについてはダブルリング。
躯体はしっかりとしたステンレス製。
自分も半年以上すでに使っているけど、まったく水没するような気がしないくらい。
最後の価格が一番気になるところだったり。
個人的に一番ちょうどいい明るさの530ルーメンで12,000円くらい。
水中ライトの王道メーカーでもあるINONさんと比べても、ワイド、スポットの1本2役であることを考えるとかなりお得かもしれない。
とりあえず、カメラ用にライトと一本欲しいって方にはぜひおすすめかも。
世の中、高性能ライトは数多く存在します。
それらの多くは3万~6万ぐらいの価格帯になっており、なかなか素人が手を出せる値段ではない。
しかも、カメラのライティング用という観点からすれば、正直500ルーメンもあれば十分なレベル。むしろ、それ以上の光量は明るすぎて露出オーバーとなってしまい、結局、1000ルーメン以上の高性能ライトを手にしても、最大光量の50%で普段は使用するということに。
ということであれば、500ルーメン以上のそこそこ明るいライトで、ワイドもスポットも使えて、かつ1万前後ってことであれば、このTOVATECをおいて他は無いかもしれないよね~。
突然すみません。
ダイブライトを探していて、貴記事を拝見しました。
i-DIVE i-TORCH WIDEの堅牢性はいかがですか?
ひと頃、沖縄の某ショップでもてはやしていたBigblueのコンパクトライトを使っていましたが、2年足らず、50本ほどの使用で壊れ、東京の大手の通販店に修理見積もりを依頼したところ、基盤が壊れているのでと修理見積もり9294円(8294円+メーカー送料1000円)という返事でした。購入価格¥8,999の商品です。
やはり信用確立していないメーカーのものはダメと思っておりましたので、その後のご経験をお聞かせいただいたら嬉しいです。
どうぞ宜しくお願いいたします。
こちらのライト、耐久性はかなりあるんですが、電池ホルダーの配線がかなり脆いです。
3本中2本が50回くらいで壊れましたが、自己責任になりますが自分ではんだ付けして直しましたよ。
ちなみにカメラのハウジングもそうですが、内部発熱が原因で水没、基盤の破損が多いようです。