青の洞窟
「青の洞窟」って聞いたことありますか?

そう、機内放送の中でも案内があるくらいに、
美ら海水族館と並ぶほどのほどの有名なスポット。

「青の洞窟」は本島中部の真栄田岬にある、半水面の洞窟のこと。

上半分が水から出ているので、
20分ぐらいのシュノーケルツアーでも気軽に入ることが可能。

ダイビングだと、真っ暗な水中を潜っていくことになるので、
ちょっとしたケーブダイブを楽しむような感じ。
洞窟の一番奥まで行くと、さらに地上への竪穴があり、
こちらからも光が差し込んで幻想的。
出口を見れば、まさに「青の洞窟」のように入口がボヤーっとブルーに見える。

水深は7m~3mと浅く、浮上すれば水面に出ることができる。
なので、ビギナーダイバーの方から、
ライセンス講習の水中ツアーでも楽しむことができますよ。

生物のほうは、ハタンポの群れやアカマツカサ。
入口付近の水面にはリュウキュウダツがびっしりと集まっていたり。
また、スケスケしたソリハシコモンエビ、スザクサラサエビ、カノコイセエビなどの甲殻類も充実。
あとは一時は人気があったピカピカ光るウコンハネガイなど。
洞窟内だけでも結構な時間を楽しめちゃう。
ただし、水中ライトが無いと・・・、必携です。


真栄田岬階段真栄田岬エントリー口

エントリーはビーチからでもボート(前兼漁港出港)からでもOK。
ただ、ビーチエントリーの場合は、
写真のような鬼の階段を上り下りする必要があるので、
体力に自信が無い、お金に余裕があるって方はボートがオススメ。

ボートのほうは和船タイプでバックロールエントリー。
港から10分の距離なので船に弱い方も安心。
さらに洞窟すぐそばに船を停めるので、ほとんど泳がなくてもOK。
ビーチだと、ゆっくり行くと片道20分ぐらいはかかっちゃいますよ。

シーズンは夏がメイン。
北向きのビーチなので、北風が吹くとほぼ確実に駐車場がクローズ。
強烈なウネリがエントリー口の岩場に叩きつけるので、
こんなときは絶対無理をして海に入らないようにして下さい。
なので冬場はほとんどエントリーできないと思ったほうがいいですね。
ちょうど、4月~10月ぐらいまででしょうか?

ただ、一番キレイでクリアな洞窟を堪能できるのは冬。
おそらくパンフレットなどで撮影されている写真はすべて冬のはず。
実は、冬場でもボートならエントリーできる場合があり、
このときばかりは貸切で本当にブルーな洞窟を楽しめちゃう。


これからがシーズンの真栄田岬「青の洞窟」。
週末はものすごい人、人、人。
「ここは首都圏の海水浴場か?」ってくらいになっちゃいます。
洞窟内はシュノーケラー渋滞になることも…。

けど、ダイバーの人はそれほど混み合うことはありません。
が、うっかり浮上しようものなら大変なことに!
手前から奥に行くに従って、水深が浅くなっていくので、
必ずBCDのエアー排気を忘れずに~。

ちなみに真栄田岬は洞窟以外も面白いダイビングポイントですよ。
それについてはまた後ほどご紹介!