まず最初に「粟国島」についてですが、那覇からは足の速いダイビングボートで80分くらい。
慶良間のちょうど北に位置し、人口は700人ちょっと。無人島ではありませんので・・・。
あと、島内にもダイビングサービスもあるので、旅行日程に余裕がある方には、粟国ステイでのんびり楽しむのもありかもしれない。
そして、これからの季節(4月、5月、6月)がギンガメアジのシーズン。
1年のうちで、この期間限定でギンガメアジの大群がトルネードしちゃいます。
ダイバーなら、これは見逃す訳にはいかないでしょう!
2014.5.17撮影 粟国島・筆ん崎
そして、今年もまだハズすことなく(笑)、ばっちり見ることができてますよ。
ただ、まだ季節は4月。
ギンガメアジの群れが安定してくれないので、かなり泳がされますね~。
2019.4.6撮影 粟国島・筆ん崎
2019.4.21撮影 粟国島・筆ん崎
ギンガメトルネードですが、粟国島の南西にある「筆ん崎」というポイントのみで見られ、3階建てのビルくらいの大きな群れでぐるぐると。
水面からでもその黒い影が見えちゃうぐらいにデカイ。
この迫力は言葉や写真では伝えられないくらい。
そもそもトルネードする理由はいわゆるお見合い(?)。
ペアリングが成立すると一匹、そしてまた一匹と群れから離脱。
そしてギン玉も小さくなっていくのだ。
「筆ん崎」は粟国島の南西に位置し、オールドリフトダイビング。
なのでアドバンスと50本以上で、慶良間でのドリフトダイビングの経験は欲しいところ。
ただ、上記の条件を満たしているダイバーでも、最低限、スムーズにフリー潜降でき、フロート(マーカーブイ)の下できちんと中層で安全停止ができるダイバーであることが条件。
でないと、ギン玉を楽しむどころか、ダイビングするだけでいっぱいいっぱいになってしまうかも。
あとは乗船時間が長い以上に、ポイントに到着してもかなり揺れ続けていることが予想されます。船酔いが心配な方は、酔い止め(アネロンなど)を飲むことをもちろんのこと、前日からしっかり睡眠をとって体調万全で臨むようにしてください。
ギンガメトルネード以外では、カマスの群れ、ロウニンアジやアカウミガメ、そしてなんといってもフレンドリーなナポレオンフィッシュ。
慶良間でもナポレレオンは見れなくはないが、目が合うと一瞬でいなくなるイメージが強い。
けど、ここのナポレオンはダイバーなんてお構いなしで泳いできちゃいますよ。
あとは、ギンガメアジに負けじと、なんとイソマグロまでトルネードしちゃうときもあるそうな。
ある意味、マグロ玉のほうがギン玉よりも迫力あったり~。
こんな感じに「粟国島」はいろんな意味で、慶良間とは全く違ったダイビングが楽しめるところだと断言できますよ。
上級者なら是非一度は潜ってほしいですね。
今年も粟国で潜りたくてウズウズしてきちゃいますね~。
~2019年4月23日追記~
前日までの天気予報だと行けるかどうか微妙な海況でしたが、今シーズン2度目の粟国島へ行ってきましたよ。思ったよりも海況悪化もなく、終わってみればナイス遠征になりましたね~。
そして、もちろん、ばっちりアジ玉ゲット(ギンガメアジのトルネード)。
運よく目の前をギンガメアジの群れが通りまして、このアップ。
目がでっかいのがよくわかりますね~。
地味なポジション取りが重要だったり。
もちろん、カマスの群れも。
といっても、定番のオオメカマス、ホソカマスの大群ではなくって、でっかいブラックフィンバラクーダの1ダース程の群れ。
一匹見れただけでもテンションが上がるサイズなのに、それがいっぱいってのはダイバーにとって幸せそのものってね。
ナポレオンもなんとかゲット。
いつもの特大サイズ、そしてダイバーをものともしない子ではなくって、まだまだ若いピチピチの個体。
もうちょい近寄って撮りたかったな~。
ロウニンアジはちょうどギンガメアジ玉にくっついてましたよ。
パッと見で4個体くらい。
うち一匹を下からアングルで!
あとはロウニンと一緒にいたのがカスリハタ。
こやつは去年も見てる特大サイズ。
小柄な女性くらいの大きさはありそうですよ。
最後はやはりイソマグロの群れ。
こちらも1ダースくらいだけど、一匹一匹がほんとに特大で迫力ありましたよ。
ちなみに2019年、那覇出港の粟国遠征のタイムスケジュールについて。
05:20・・・・・ホテル送迎
06:10・・・・・那覇出港
07:30・・・・・粟国島到着~オールドリフト・筆ん崎3本~
13:00・・・・・粟国島出発
14:20・・・・・那覇帰港
※海況状況により帰港が1時間程度遅れる場合があります。
朝はスーパーハヤオキです!
しかも、オールドリフトで、流れに逆らって、かなりゴリゴリと泳ぐことになります。
イメージは水中運動会って感じです。
前日のお酒はほどほどに、早寝して、体調を万全にしておいて下さい。
また、ブランクのある方、スキルにちょっと不安のある方は、前日の到着後ファンダイビングに参加されることを強くおすすめしますので!
詳細は、空席情報をご覧ください。