2018年5月、今シーズン初のマンタ様を拝むことができましたよ。
やはり今年一発目もウチザンにて。
いわゆるポンポンポーンと言われる一番遭遇率の高い根にて。
しかも、今季初にして、たっぷり、しっかり20分くらいはじっくり見ることができましたよ。
この幸せな時間を一緒に共有してみませんか?
2018.5.13 撮影 慶良間諸島・ウチザン
ケラマでもマンタがでることがある。
石垣のように行けばほぼ必ず見られるという確率ではないが、
出てるときは連日見れちゃったりするのだ。
マンタが出やすい慶良間のダイビングポイントとしては、
黒島南立標、黒島南、黒島西、そしてこの「ウチザン」だ。
ちょうど、慶良間の前島、渡嘉敷島の間の海域が遭遇率の高い場所なのだ。
ここ最近(2017年)だと、このゴールデンウィーク近辺でポツポツ出没して、
この「ウチザン」にて、連日のマンタフィーバーが起こるのは、
9月末~10月いっぱいくらいまでだったりするのだ。
2018.5.13 撮影 慶良間諸島・ウチザン
ちなみにウチザンの意味ですが、ちょうど前島、黒島、渡嘉敷島の中間の沖にある。
そう、沖にある山ってことでウチザン。
意外と安直なネーミングなのね。
話がそれてしまったけど、
このダイビングポイントの一番のメインは、やはり「ナンヨウマンタ」。
ただ、遭遇率はかなり低く、見られればすごくラッキーというレベル。正直なところ年間を通しての遭遇率は一桁台だったりもして。
といっても、秋口(9月~11月)だと、ほかのマンタポイっントと比べると群を抜いて確率は高かったりするのだ。
しかも出てるときは連日拝めたりするのだ。
昔は、8月終わりから10月頭までと言われていたマンタシーズンですが、ここ最近はちょっと遅くなり9月終わりから11月頭くらいまでになっています。
やっぱりケラマのマンタ、通称ケラマンタはなかなか見れないから、見れたときの感動が一段と大きいんだろう。
マンタ以外に見られる生物も紹介。
マンタというよりも、実はこっちがメインかも。
それはロウニンアジ。
かなりの高確率で見ることができて、しかもダイバーに突っ込んできてくれるというサービスっぷり。
水深15mくらいのノコギリダイやアカマツカサがどっさり群れてる根に、フラフラ~としていることが多い。
こっちもアザハタ同様、数個体で見られる。一度にすべてを見ることはないので正確な数はわからないけど、8~10個体くらいはいそうな感じかも。
うっかり、4、5匹を一枚の写真に入れることもできちゃったり。
待っていれば、突っ込んでくるので、その瞬間を接近戦でパシャリと撮りたいところだ。
ダイバーに人気の鮮やかなブルーのハナヒゲウツボの成魚。
ただ、水深は26mとちょっと深い。
しかも引っ込むとなかなか出てきてくれないので、他チームがすでに入っているときは期待しないほうがいいかもしれない。
まあ、他チームのダイバーのことも考えて、お客様に見せるときも、極力、引っ込ませないようにガイドとして配慮してほしいものだ。
お次はアザハタ。
こちらはハナヒゲウツボのすぐそばの根。
カシワハナダイが群れているいる賑やかな根にいます。
数個体居ついているけど、それほど大きくは無い。
それでもやっぱりアザハタの風格ですか~。
まあ、おまけになるけどネムリブカ。
英名はホワイトチップシャークと言われるサメ。
ここでは悠々と泳ぐ2m近い大きな個体や、ハマサンゴや岩の隙間にいるやや小さな個体など、ほぼ100%に近い遭遇率であったりもする。
サメですら脇役になってしまうポイントですごいですよねぇ。
こんな感じで、マンタも狙えて、しかも運悪くマンタを外しても潰しが利く!
ほんとガイド名利に尽きるウチザン。
連続3本は潜りたくは無いけど、ちょっと深いので減圧の問題もあるので、1日1本ぐらいなら毎日のように潜ってみたいポイントですね。
ちなみに那覇発の慶良間便のダイビングボートなら、夏場は連日、3本目にマンタ狙いでウチザンへっていうパターンも多い。
「今日もイッチャウ~!」って感じに。
やはりマンタが見れても、見れなくても、
まずここで潜らないことには勝負の土俵に立つこともできないのだ。
ただ・・・、潮が速いときは本気で流れる。
ダイバーレベル的にはそれなりのフィンキックと、きっちり中層で安全停止できる中性浮力のスキルが無いと厳しいかも。
下げ潮(満潮から干潮に向かう時間)のときがベストだけど、マンタに関しては上げ下げに係らず確認することができる。