ダイバーの人気者、ハナヒゲウツボに関して、どっぷり語っていきます。
まず、ハナヒゲウツボといっても、成長に合わせて3色のカラーがあるのを知ってますか?
「幼魚」の黒、「成魚」の青までは見たことあるってダイバーは多いかもしれません。
さらに老成すると、なんと性転換してメスに?
そして黄色になっちゃいます。世界的にも目撃例はほとんどないという超レアものです。
なんと、その超レアな黄色が今年の冬、沖縄本島北部のビーチポイントで再び出没中!
(2016.12.8撮影)
自分自身、黄色はこのポイント以外ではお目にかかったことがありません。
前回は2010年、そして6年ぶりに黄色の個体が現れましたよ!
この鮮やかな黄色の体を一度目にすれば、週末にダイバーの参拝行列ができちゃうのも頷けますな。
幼魚は黒色。これは沖縄本島の砂辺や真栄田岬、慶良間のアリガー、野崎などのダイビングポイントでは、春から夏にかけて、あちこちで目撃例が確認されています。
ただ、まだ成長過程のせいか、短期間でいなくなってしまうことが多いです。
写真に撮っても、どこが目なのか分からないくらいイマイチなものに。結構レアなんですが、ダイバー人気度もあまり高くなかったりもします。
そして皆さん、馴染み深い青色。
海の中でもこの鮮やかな蛍光ペンで塗ったくったようなブルーは目立ちます。
ハゼのようにすぐに引っ込むわけではなく、結構カメラの前で口全開で威嚇してくれたりもするので、被写体としてもダイバーにも大人気です。
しかも一度巣穴が決まるとそう簡単にはチェンジしないので、安定して確認できるので、我々インストラクターも大助かりですね。
ちなみに、慶良間だとウチザン、夫婦岩、男岩など、流れの速いドリフトポイントでコンスタントに見ることができますよ。
ちなみにこちらの黄色のハナヒゲウツボが見られる場所は北部の名護・イシキリ。詳しくはまた、ポイント紹介で書くことにします。
で、気になるこの黄色の子。
「いつでも見れるのかって?」・・・、
残念ながら、行けば必ず会えるのか!というものではない。その理由は、ちょこちょこ動くのと、引っ込んでることが多いから。こればっかりは、しょうがないですよね。
リクエストのある方は、日頃の行いをしっかりやってから来てください。ちなみに、成魚の青、幼魚の黒も見ることができるので、この3色を制覇するというのも面白いかもしれませんね。
あとはイシキリ、ハゼ類も豊富ということで有名。
気になる方は下記の記事もご覧ください。