まずトップバッターはなんといってもコンシボリガイ。
見たことある~ってダイバーの方も多いのでは。
ウミウシって貝殻が無くなって進化した貝の仲間ってことになってるけど、
その進化の途中で貝殻が残ってしまったとも言われている。
貝なのか?ウミウシなのか?
ちょっと微妙な子たちをご紹介していきます。
あ、ちなみにこの貝殻付きのウミウシ。
特にこのコンシボリガイ、後述のミスガイ、ベニヤカタガイについては近年、ウミウシではなくなってしまったようです。
ま、海の中ではとってもキレイなんだからいいじゃんってことでご紹介。
次は意外とファンが多いミガキブドウガイ。
なんといってもこのサイケデリックなカラーリングは写真映えします。
しかも、時期になると大量発生するので、
こんな電車ごっこを目にすることもありますよ。
例年だと、真栄田岬、残波岬で確認。
特に残波のミガキブドウガイは、
夏の終わりから春先までという長い期間確認できますので。
けど、この4個体の電車ごっこは衝撃的だったなぁ。
ちなみにこの後、数十秒でバラバラになっちゃいましたけど。
見た目もさることながら、名前もインパクトがあるトンプソンアワツブガイ。
写真で見ても小さそうだけど、実物はもっと小さい。
豆粒というよりも、砂粒サイズ。
肉眼でこの模様を確認するのはちょっと厳しいかも。
実は結構いるみたいだけど、
いかんせん小さすぎてなかなか目に入らんのです・・・。
ちなみにトンプソンは発見者の博士の名前らしい。
次はレア度がグッと高くなるミスガイ。
名前くらいはウミウシフリークのダイバーでも知ってるのでは。
かくいう僕もダイビング中に見たのは一度だけ。
ものすごくキレイに見えたことを覚えています。
大きさは結構大きく30mmくらいはあったなぁ。
ぜひ、もう一度お目にかかりたいものです。
けど、これを見たのが奥武島で、
しかもダイビングライセンスの講習中だったんですよ~。
ベニヤカタガイ。
知ってるかな~。
これも僕は一度しか見たことありません。
しかも砂辺のナイトダイビング中に。
レアな上に2個体くっついてるとはびっくりです。
薄桃色の貝殻に真っ白な外套膜。
思わず目がハートになりそうなくらいにプリティーです。
ナイトで見かけたということは、
意外と上のミスガイにしろ、この手のウミウシは夜行性なのかも。
番外編ですが、ホウズキフシエラガイ。
どこに貝殻が?って。
よーく体の中を見てみよう。
ちょっと色が違って見える白っぽい部分。
これが貝殻の名残と言われてます。
まあ、言われないとわからないくらいに微妙ですが。
ちなみにこのウミウシは通年通して結構見れます。
ただ、普通に探しても見つからない。
実は岩の裏などに潜んでいることが多いので、
キンチャクガニ捜索中の副産物(?)として見つけることが多いかもね。
よくウミウシってなんなんですか~?って聞かれて、
貝が進化して、貝殻が無くなったのがウミウシって答えてます。
が・・・、実はそうじゃない。
というよりも、まだ進化の過程の個体も存在するということみたいですな。