別にメーカーの回し者では無いけど、このタイトル。
おそらくスキューバダイビング用フィンで、GULLのMEW(ミュー)よりも最高のコストパフォーマンスのあるフィンは無いと言い切れます。
まさに日本のキヌガワが作った世界のベストセラーですな。
実は私自信、このミュー以外のフィンに買ったことありません。
適度な柔らかさと水中で安定感のあるゴム素材、まるで自分の足先がそのまま伸びたかのようなキック感、そして何よりも9,000円前後というリーズナブルな価格。
ダイビングライセンス取立ての初心者から、100本、200本潜っている上級者までオールマイティーに使えるフィンだと言えます。
ミューは黒→赤→黒→黒→黒という色を今までに買っています。
ゴム素材なので、黒以外の色だと、どうしても長く使おうと思うと黒カビ(?)の色がとっても目立ちます。
しかもゴム素材。どうやっても一度発生したカビは強力な漂白剤でも落としきることはできません。
なので、もし長く使うつもりであれば必ず黒をチョイスです。
耐久性に関しては、フルフットフィンなので、やはり踵部分のゴムが切れてきます。
あとは、人によってですが、アッパー部分のフィンとポケットのところが切れてくる人が多いみたい。
今までの経験からすると、ブーツを履いて使って、だいたい300ダイブが寿命といったところでしょうか。
ちなみに自分はあまり気合いを入れてキックしていないせいか、1500本くらい潜っても持ち堪えてくれることも。
使用に関しては、素足でもブーツでも使えますが、素足だと踵がフィンずれで痛くなりやすい。
あと、ビーチエントリーの際に足を怪我しやすいということがあるので、専用のブーツを履くことをおすすめします。
GULLからもミュー専用のブーツが何種類がラインナップ。
おすすめなのはミューホットスキンブーツ。生地は5mm厚あるので冬は暖かく、何よりもブーツ底がしっかりしているで大度海岸のような岩場でもノープロブレム。
さらには、ウェーブソールになっているので、ツルツルの路面でもコケにくい。
これ以外のミューブーツについては、正直、ボートからのエントリーを想定していると思ったほうがいいかも。
この本家ミューの派生商品はたくさんラインナップされています。
かなり硬めの「ハード」、やや硬めの「セーフ」、柔らかい「ソフト」などフィンの硬さの異なるものがラインナップしています。
また、この上位機種で「ワープ」や、最近発売された「スーパー」などが発売しています。
「ワープ」は形状はミューとほぼ同じですが、ブレード長さが通常のミューよりもかなり長くなっています。
ゴムの硬さに合わせて3種類ラインナップ。
(黒:硬め、赤:ノーマル、白:軟らかめ)値段のほうは2万オーバーで超高級フィンだったりもします。
このフィンを愛用して通過ってるインストラクターも多いですね。
「スーパーミュー」は新開発の形状で、大きな違いは両サイドに硬いリブがついたこと。これによって、縦方向のしなりとともに、横方向のしなりの両方を使うことができます。
ちょうどフィンの中心からペコペコする感じですな。
これが、先割れフィンのように軽いキックでもグイグイ進むというものみたいです。
フィンポケットも改良されていて、踵部分の避けがしないように強化されています。
が・・・、これはフィンずれの原因にもなるので、踵の皮膚に相当自信がなければ、ミューブーツを履くことが必須ですね。
実際に使ってみると、確かにものすごくよく進みます。が、そんなに速く進んでもゲストはついてこれないので、私はオリジナルのミューを愛用して使っています。
ん~、正直なところノーマルミューで十分ってのが私的な考えになりますが・・・。
ただ、ドリフトダイブ中など、ガイドについていくのがかなりキツイというダイバーの方は、こちらのほうがいいかもしれません。
追記になりますが、GULLでもかつて先割れフィンに手を出したようです。
(現在はもう販売、製造はしていないようです。)
その名も「bio-fin uni」。
bioと聞いてピンとくる人。
そうダイビングギアメーカーapolloの名作「bio-fin」とのコラボレーション。
apolloではストラップタイプでしたが、GULL仕様ではお得意のフルフットタイプになってます。なので裸足でも使えるのがうれしいですな。
ちなみに先割れフィン。
ストラップタイプなら何度か履いてみる機会がありました。
まず、キックした感じはかなり軽い。というよりもキックした感がまるでない。
それでもサクサク進むのが、ちょっと面白いくらい。
正直なところ、「なんでこんなんで前に進むの?」って驚きはありますけど。
脚力の無い女性の方や、ちょっとキックすると息が上がってしまう年配の方におすすめできるかも。
ま、自分が買うことはまず無い(だって高いんだもん…)と思いますが、お金に余裕がある年配の方にとっては手放せない一品になるかもしれない。
ただ、注意点が一つ。
普通に泳ぐ分には問題無い、というよりもむしろMEWフィンよりも効率よく泳げるような気もします。
ただ、潮(流れ)の速いダイビングポイントだと、相当速く小刻みにキックしないと、なかなか前に進まないということがあるようです。
使わないまましまわれているゴム製のフィンは、やはり劣化していると考えるべきでしょうか。20年前に買って1〜2年使った(数十本のダイブ)後は、10年ほど前に3〜4本潜り、それを最後に10年近くしまい込んだままです。同じ時期に買ったスーツもグローブも一緒に地下に眠っています。家庭の事情もあり、ここ数年の間にダイビングをする機会はないと思いますが、引っ越しを機に処分すべきかどうか迷っています。
20年も前のものだと、かなり劣化しているかと思います。
ほどんと使用していなくても、酸化による劣化が進行して、
弾力性がかなり失われているようであれば、処分してもいいかと思います。
ただ、ゴムよりも、意外とプラスチックのほうが劣化の進行がはやく、
軽く力を入れて押すだけで、ボロボロ崩れてくる(脆性化)こともございますので!
回答ありがとうございます。実はフィンは(というか20年前に買ったスーツもグローブも)今は手元になく、単身赴任中の夫が住むカナダの家の地下にあるんです。事情があって、私だけ早期帰国し、今は日本にいます。夫の任期終了が近づき、彼が一人で私が残してきたものも含めて帰任の準備に入っているという状況です。夫に劣化の状況(弾力性がポイントですね?)を見てもらって、・・・でももう基本的には処分してもらう、という方向でお願いしたほうが良いかな、と今は思っています。ダイビングは比較的年齢がいっても楽しめるスポーツだと思っているので、また機会があったら夫と一緒に楽しめたら良いな、その時はレンタルでもいいかな、などと思っています。